そしてふと恐くなりました。かゆいのが背中のここだからまだいいけれど、頭の中の脳と頭蓋骨の間がかゆくなったらどうしようと思ったのです。かゆみがここにいくまでに何とかしなきゃいけないな、メッセージを取りきらなくてはと真剣に思いました。

一人、部屋の中でそんなことを焦りながらも真剣にずっと考えていましたら、すっと冷静になって、「中から何か言っている、外からではない、中から誰かが、何かを言っている」と思ったのです。かゆいのは外からではなく中からなのだ、からだの中に誰かいる、その、中にいる人は誰?というふうに思い始めると、「私自身」ということになったのです。