そういうことがあって、お坊さんとはあまりそういう関係では関わりたくなかったのですが、死ぬの生きるのという事態になった時、相手は専門家ですから、私は「あの時ですね・・・」と「あること」を話し始めました。

「あのあと、本屋に行ったんです。本屋に行って、暦を買ってきたんです。店には何種類かあって、3冊ほど買ってきたんです。買ってきてそれを毎日ずーっと読んでいたら、あることが分かったんです」と一気にしゃべった。お坊さんは暦の専門家、こちらは全くのど素人、教えてやろうというのに拒否しておいて、「分かったんです」などとしゃべってしまったのです。