お坊さんとは、夏に講演でお呼びして以来の再会です。パーティーが始まる前、進行についての打ち合わせで顔を合わせるなり、そのお坊さんは私の顔を見てこう言ったのです。

「あんた、変わったねぇ。あんた、会社、辞めるね。」

「辞めてどうするんですかね?」

「ん?学校の理事長に納まっている。」

「学校ですか?う〜ん、イメージがまったくありませんねぇ。」

「ああそれから、北東方位に気をつけておくように。」

コーヒーを飲みながらの何気ない会話で、さほど気に留めてもいなかったのですが、確かにその年は私にとって混沌とした年ではありました。しかしよもや半年もしないうちに達弥西心として起って、HMU人生経営大学を始めることになろうとは、夢にも思いませんでした。

お坊さんの予言が的中するのです。