(21)達弥西心のわかりやすい話「開業」

達弥西心のわかりやすい話「開業」

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(17/23) - HMU 達弥西心

この節分の夜の電話で、そのことのお礼を言ったのです。

「いやいや、まぁまぁ」という話で、私が「あの時ですね・・・」と、年末のその日の、その後のことを持ち出した、これがとんでもないことだったのです。

お坊さんはその頃私に「いろんなことを教えてやろう」と言ってくれていました。「ちょいと修行すりゃ、○○くらいにゃなれる。この間もその人に祓い方とか祀り方を教えたんだ。教えてやろうか」と誘われていたのです。

私は「申し訳ありませんが結構です。知らなくていいことだってあるでしょう。そんなときは相談しますよ」などと言い訳しながら断っていました。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(16/23) - HMU 達弥西心

「あ、年末にはたいへんお世話になりました。朝早くに電話で失礼しました。ありがとうございました」

その日私はホテルに泊まっていて、話は長くなりますが、夕方食事を済ませると退屈でしょうがなく、雑誌を買ってきていたので、ざっと読むのだけれど面白くない、テレビをつけても見る気もしないのです。

死にたくなるくらいに暇だったので、机の上に置いてある案内板に誘われてマッサージを頼んだのです。夕方のあまりに早い時間だったせいか、やがて部屋にやってきたマッサージ師は新入りで、なんと今日入ったばかりという新人でした。

ところがこのマッサージ師が部屋を出ていったあと、突然気分が不安になったのです。自分が自分でないような感じです。夜中は我慢していました。眠ろうと目を閉じても、すぐに目が覚めるのです。

これはお坊さんに助けを求めるしかないと思ったものの、夜中は迷惑だろうと朝まで耐えて待ち、朝になるのを待ってたまらず電話をしたのでした。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(15/23) - HMU 達弥西心

電話をしたら、思いがけず本人が出られました。私の心の準備が整わないままに本人が出られたものですから、「あ、こんばんは・・・。今日は節分ですが・・・」と、慌てていますから切り出し文句がとても不自然です。

「ああ、そうですなぁ」

「あのう・・・、ま、一年間お世話になりました」と言いました。

7月10日になったら死ぬのだろうかということを聞きたいのですから、次は、「お世話になりました。また一年よろしくお願いします」と続けるところを、どうしてもそれが言えませんでした。今電話をかけているのは、死ぬか生きるか、そのことを聞くためだと思っているわけです。それが、単刀直入に言えないものですから、そういう時はなぜか回りくどい言い方になるのです。それで、余計なことまでしゃべってしまったのです。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(14/23) - HMU 達弥西心

どのように切り出そうか、いきなり電話で「私、死ぬのでしょうか」もなんだか変だなぁと思いながら、でも今日はちょうど節分だから、この一年お世話になりましたというご挨拶ということにしようと決めて、電話をかけることにしたのです。

ひとつには、「暦を買って帰った年末の出来事」があるのですが、その時のお礼もあるし、と自分に言い訳しながら電話をかけることにしました。

電話口で奥さんと話をしているうちに、何か切り出しの話題も見つかるだろうと思ったのです。夜7時半過ぎでした。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(13/23) - HMU 達弥西心

ふと、ある人の顔が浮かんだ。お坊さんの顔が浮かんだのです。

講演を依頼したことがきっかけで親しくなったお坊さんですが、その方に確かめてみたいと思いました。私が自分のことで誰かに確かめてみようと思ったのは、おそらく初めてです。すべて自分で決めていた私に戸惑いです。急に不安になって、「あの人は詳しいはず、私は死ぬのか生きるのか、聞いてみよう」と思ったのです。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(12/23) - HMU 達弥西心

顔をふっとあげて、あぁ誰かいなかなと探しました。私の机は二階の端っこでしたから、誰かいないかと思って、部屋の内部を見回したのです。

営業社員が何人かいるはずなのに誰もいません。みんな出払っているのです。「あぁひとりなんだ」と思って、暗くなった外に目をやると、窓のすぐそこに交差点の信号があって、その窓からは行き交うクルマが見えるのですが、その瞬間だけ、クルマがまったく通らないのです。

奇妙な静寂。節分の夜。すべてが終わったと思いました。世界中にひとりしかいない、そんなことを思いました。本当に死ぬのだなと、根拠はないけど私のすべてが終わったのだと思いました。

でも本当かなぁという思いが、ふと頭をもたげます。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(11/23) - HMU 達弥西心

グラスが壊れて粉々に散って、不動産業者としての私の仕事は終わったのだと思いました。自分は役割を終った、やるだけのことはやった。やりたいようにやりたい放題やってきて、それが面白いように当たって、スポットも充分に浴びたし、もうこれ以上は何もないと思っていた頃でしたから、あぁ役割が終わった、だからこれで終わるのだ、この予感は案外当たっているのかもしれない、死ぬのかもしれない、きっとそうだと思ったのです。それが2月3日節分の夜のことです。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(10/23) - HMU 達弥西心

私はその頃、15年近く不動産業を営んでいましたが、自分の中でどうもしっくりきていませんでした。事業はうまくいっていましたし、世はバブル絶頂期でしたから銀行は金を貸すからビルを買わないかなどといろいろな誘いはあったのですが、私にその気がないというか、こころが揺れないのです。不動産業者がそんな投機をあおるようなことをしてはいけないだろう、そんな気持ちがありました。どうやら不動産業という仕事は自分に合わないのではないかと、いつも思うようになっていた頃です。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(9/23) - HMU 達弥西心

「壊れてしまったから、グラスとして役に立たなくなったから。水を入れて飲むことが出来なくなったから捨てられるのだ」という答えだったのです、はっきりと。やっとわかったのは、「役割が終わった」ということでした。

●かわたれ   節分の夜、それは起こった(8/23) - HMU 達弥西心

同じ夢を見るたびに、グラスの破片をそのまま放置しておくと怪我するので危ないから片付けるのだと思っていました。壊れたグラスは片付けられる、そんなふうに思っていました。

ところが、自分の「五」が盤の上で四方向へ散らばる、と思った瞬間に、起きているのに夢の映像が浮かんで、あっ!同じ!と思ったのです。

なぜ壊れるのだろうということと、壊れたグラスはどうなるのだろうと、夢の中でした同じ質問をしました、自分の内で。すると、答えが違ったのです、夢の中とは。
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