（２１）達弥西心のわかりやすい話「開業」

つまり紹介で来てくれたお客さんは、絶対に厚くもてなしてください。
その人は、丁寧に扱ってください。「わざわざ、ありがとうございます。」と言って。

ですから善なる念いを起こさせてくれるのが、神ごとなのです。
そうやって神ごとで動いてくれた人には、最大限の対応をしなければならないということでもあります。

「紹介してください」と言うことは必要ですが、そう言われたからといってその人が紹介するかどうかというのは、神ごとなのです。
天がその人の気持ちを動かすかどうかなのです。

ただ私は、紹介してくださいと言って回るだけですが、本当にだいたい7割までが紹介で決まっていました。

私は住宅セールスマンの頃ほとんど紹介で建売住宅を売っていたのですが、紹介が出る時に利害関係はなにもないのです。
この人からこうしてもらったからというのは、何もありませんでした。

神ごととは何かというと、神ごととは、人が悪いおもいではなくて、よいおもいをして、何とか紹介してあげようという時に動くおもいのことです。天が動かしてくれるのです。

他人を落として自分を浮上しようというやり方をしたら絶対にダメです。みんな一生懸命にやっているのだから。

それから、自分をよくみてもらいたいとか、評価して欲しいということで自分をアピールするのは、まだいいけれど、他人を悪く言わないこと、他人を落とさないことです。

たくさんやるのではなく、一つずつ、これが一番大事という、その一番大事なことを順番にやっていくことです。
それが、その施設にとって一番何をしなければいけないかということに絞ること、そして自分ごとを入れないこと、です。

ポイントはたくさんではありません。これだ、というのがあるのです。あれが悪いとか小さいことを言っていると、周りをかき回していることになるし、周りが引きずられてしまいます。
なかなか仕事が覚えられないという人、なかなかうまくいかないという人は、そこがポイントです。